仕事に夢中になり、ハッと気づくともう退社しなければならない時刻。
会社を急いで出て、電車に飛び乗り、最寄り駅からタクシーで飛ばしてもらう。
タクシーの中から、5分くらい遅れる予定で申し訳ない、とお詫びの電話を保育園に入れる。
タクシーを降りてダッシュで保育園に到着。
。。。そんな日が1日おきくらいにあるという状況が少し続いた。
心の中で毎日思うのである。
明日は絶対時間通りお迎えに行く、と。
で、次の日はなんとか頑張るのだけど。
また次の日になると、仕事に追われて遅刻…
これでいいのか?
なんとかしなければ。
会社で終わらせられなかった業務…
通勤のときに頭の中で企画を組み立てたり。
社外で読んでも差し支えないような書類は持ち帰って目を通したり。
時間をやりくりして一生懸命終わらせたいのに、終わらせられない。
どうしたらいいのか?
家の時間を減らしたらいいのか?
仕事の時間を減らしたらいいのか?
頭の中を業務と悩みとがグルグルして…
でも忙しすぎて結論まで辿り着けないうちに、また目まぐるしい1日が始まる。
そんな日々を過ごしていた中で。
また、保育園のお迎えに3分遅刻。
これでも、いつもよりは早く会社を出て、タクシーとばして、ダッシュしたのに…
すると。
保育園の園長先生が帰りがけに一言。
「できれば、遅れるときは代わりにお迎えに来れる方に来ていただけませんか?自治体のサービスとかもあると思うので。」
その場では「申し訳ありません」と返すのみだったけど。
その帰り道。
園長先生の言葉がエコーのように頭の中で響いて、鳴り止まなかった。
心が一気にささくれ立った。
3分じゃないか。
これまでの遅刻を累計したって1時間にもならない。
毎週、平日1日はダンナさんが定時よりも早めにお迎えに行ってるくらいだから、定額の延長保育料を払ってるところから見たらマイナスじゃないか。
そもそも、普段、円の対応がイマイチだと思うことだって、“まぁ色々ありますよね”と思いながら、文句も言わず受け入れて来たのに。
ちょうどその日だって、保育士さんの不注意で長女が友達とぶつかり、顔に軽傷ではあるものの、目立つ打ち身の傷を作ったのだって、色々あったのだろう、と思って文句も言わなかったのに。
なんで、5分以内の遅刻で、こんな言われ方をされなければならない?
私だって何とかしなければ、と思ってる。
何とかできていたら、こんなことになっていないのに。
妙に攻撃的な気持ちだけが頭を駆け巡った。
頭の片隅では冷静な自分も一応いて。
たった3分とか時間の長短の問題ではないし。
平日の他の日に早くお迎えしたって、他の子がいるんだから人件費は変わらず、園には良いことないし。
園長先生にも、保育士さんの手前、言わなきゃいけない立場があるかもしれないし。
なんて一応冷静に考えてはみるけど、ささくれ立った心はそのままで。
保育園は保護者のためにあるわけではないけど。
でもやっぱり働く親の味方だと思っていたのに…
そうじゃなかったんだ、と裏切られたような気持ちになって。
ダンナさんが帰ってきて、この心の中のモヤモヤを一旦彼にぶちまけるまではもう。
心が真っ黒になっているような気がした。
園長先生の言うことはごもっとも。
それだけに。
追い詰められた気持ちでいっぱいになった…
対策を講じなければならない。
また1つ、タスクリストが増えたようで…
心がズシンと重くなるような気がしている今日この頃です…