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産休明けの働くお母さんが困ること


11_milk_rev産休明け早々から働き出すにあたり、保育園とかの悩みはありますが、私が結構大変だと思うのは母乳の処理です。
出産経験のない方や男性には想像つかないと思いますが、意外と大変なんです。

■出産すると出てくる母乳

私の場合、第1子~第3子すべての出産において、子供を産んだその日から母乳が出始めました。
子供を産む前までは、母乳が出てきそうな気配すらない普通の身体だったのに、出産したその日から、急に母乳が出てくるのです。
出産を初めて経験した第1子のときは、女性の身体というのは、こんなに神秘的なものなんだと驚きとともに感動しました。

■でも、勝手に出てくるし、出し続けないと詰まるんです

母乳があまり出ずに悩まれるお母さんもいると思うので、出てくるだけでもありがたいことなんだと思います。
でも、会社勤めが始まると、少し困ったことになってきます。

仕事をしていても、どんどん体内で母乳が作られて、胸が張ってきます。
産休中だったら、赤ちゃんに飲ませてあげればいいのですが、会社で仕事をしていればそういうわけにはいきません。
何もしなければ、どんどん胸が張り、石のように固くなってきます。
それとともに、胸の痛みがどんどん強くなってきます。

そして、この状況を我慢し続けると、「乳腺炎」という病気になります。
母乳の通り道である乳腺が詰まってしまう病気ですが、すごく胸が痛くなることに加えて、高熱が出ます。
子育てで身体への負荷もある中、この乳腺炎になると本当にしんどいです。
私は第2子のときに乳腺炎を経験しましたが、すごくつらくてたまりませんでした。
詰まって母乳が出ない状況を改善するために、出産した病院で助産師さんに母乳マッサージをしてもらいましたが、ただでさえ乳腺炎で痛いのに、マッサージがさらに痛い・・・
とにかく耐え難い痛みでした。

■ときどき搾乳

そんなわけで、トラブルになる前に、体内に溜まっていく母乳を出してあげる必要があります。
それが搾乳です。

手で絞ってもよいですが、「搾乳機」という便利グッズを使うと楽です。
第2子・第3子のときは、8時間の勤務時間中に2回程度、休憩に見せかけて席を外し、トイレにこもって搾乳していました。

1回につき、大体15~20分くらい。
一応、直属の上司には、復帰時に搾乳の必要があることを伝えていたので理解してもらっていましたが、同僚は、あの人ときどきいなくなるなぁって感じなのではないかと思います。

ちなみに、第1子のときは、搾乳した母乳を母乳パックに入れて冷凍して持ち帰っていたので、トイレではなく更衣室にこもっていました。
女性しか入ってこない更衣室ですが、ケープをかけて身体を隠しながら搾乳していました。
でも、怪しい人に見えていただろうなと思います。

この搾乳、時間があるときはいいのですが、忙しい上に会議に連続して出席しなければならないときなどは、トイレに行く時間もままなりません。
胸の痛みがひどくなっていくのはもちろんですが、そのうちにあふれ出した母乳で洋服にシミができないかと心配でたまりませんでした。
洋服にシミができたら恥ずかしいですからね。

産休明けから働くお母さんには、なかなか他人には理解されない、こんなトラブルもあるのでした。
 
 
 
 


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