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意外と身近にあったワーキングマザーの壁


■育児に積極的な夫に救われた

私が第1子を妊娠し、産休以降の出社計画を練っていたとき、私の夫は自ら「保育園が見つからなかったら、俺が育休とってもいいよ」と言ってくれました。
出産予定が11月だったため、産休明けは1月。
年度途中の1月から入園が可能かを確認すべく、妊娠が分かったときから、近隣の保育園に電話しまくりました。

でも、返ってくる答えは
「そのときになってみないと分からない」
「でも今いる園児が引越などで退園しない限りは望みが薄い」
といったもの。

確かに、数ヶ月も先の予定なんて分からないですよね。。。
私だって分かっています。
でも、こっちだって、出産後に復帰できるか不安なんです。

そんな気分でいたので、夫が天使のように見えました。
こんなにステキな夫がいて、私って幸せ者!と思いました。

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■なのに、こんなところに思わぬ障壁が!

無事出産し、子供を連れて夫の実家に帰省した年末。
話の流れで、夫が「来月から○○(私)の産休が終わるんだけど、保育園は見つからないんだよね。だから、そこからは俺が育休とって面倒みるつもりなんだ~」と義父母に言いました。
その場はそれで終わりでしたが、数日後のある晩、夫が「来月から母さんが上京して○○(こども)の世話をしてくれるって」と言いました。
なぜ急にそんなことになったのか聞くと、「父さんも母さんも、男が育休をとるのは反対みたい」との答え。
「だったら自分が手伝いに行くって言ってる。」と。

まぁ、私の産休明けに、子供の面倒を見てくれる人がいることはありがたいし。
それが身近な義母であることは安心だし。
夫が休業しない方が収入面も現状どおりで安定するし。
でも、なんだかモヤモヤする。。。

モヤモヤの原因は「男が育休をとるのは反対」という意見。
裏を返せば「女が育休をとるのは賛成」というように聞こえて、もっとネガティブに解釈すると、まるで私が出産して早々に働き出すことに反対と言われているような気がしました。

■仕事と子育ての両立問題は、やっぱり根が深い

義父母が私に対して本当にどう思っていたのかは分かりませんが、でも少なくとも夫に言ったとおり、男性が、ましてや自分の息子が育休をとるのは60代の義父母にとって許せないことだったんでしょうね。
どうやら夫にとっても意外な言葉だったようで驚いていました。

私にとっても驚きでした。
だって、義母はずっと専業主婦だったわけではないので、仕事と子育ての両立についても理解されていると思っていたのですから。
会社の上司に理解されないケースは認識していましたが、自分の身内に理解されないことがあるとは・・・
それに、当時の私にとっては、「ワーク・ライフ・バランス」とか「仕事と家庭の両立」なんて、もう当たり前の言葉で、世の中に浸透しきっていると思っていました。
(当時、「イクメン」はまだ浸透していなかったように思いますが・・・)

でも、特に世代が上になると、自分たちの経験から作り上げられた価値観があって、そう簡単に意識が変わるわけじゃないんですよね。
根が深いなぁと実感しました。

その数年後、第2子・第3子を授かった私たち夫婦ですが、毎回、産休明け後の対応については、最終手段として「夫の育休」を念頭に置いています。
でも、第2子以降は、産休明け後の対応について義父母に詳細は伝えないことにしようと約束していました。
結果的に、いずれも産休明け+数ヶ月で保育園に預けることができ、夫の育休という隠し玉は隠したまま現在に至ります。



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