どうしたの急に!?
と一瞬心配になりましたが…
すぐに似たセリフを思い出しました。
「ママがおばけになっちゃった!」
の絵本に出てくる言葉…
(久しぶりに読み聞かせ絵本コーナーも追加更新してみました。)
だいぶ前からある絵本だし。
なぜ今になって突然言われたのかは分からなかったですが。
忙しい夕飯づくりの時間ではあったけど。
これはしっかり伝えなきゃと思い。
すぐさま家事の手を止めて。
彼女の目をまっすぐ見て。
「あなたが生まれてきたことは、他の何よりも嬉しかったよ。
とってもとってもとーっても。
嬉しくてたまらなかったよ。」
と伝えて抱きしめました。
すると、長女はニッコリして。
「わーい♪」
と言いながら去っていきました。
意味不明…
だけど。
まぁ、いいか。
すごく、すごく大事なことを伝えたと思っていて。
5歳の彼女にどの程度理解してもらえたか分からないけど。
でも、私のこの気持ちの大きさの1%でも伝わっていたら…
それでも十分。
「人は愛してくれる人がいれば、ただそれだけで生きる意味がある。」
もっと若かった頃。
とっても辛かったときがあって。
何かの本で
死の淵を覗き込んでいるような
というような比喩を読んだことがあるけど。
まさしくそんな言葉がピッタリだったあのときに。
母が一生懸命、電話越しに伝えてくれたメッセージは…
今思うと、これだったと思います。
「人は愛してくれる人がいれば、ただそれだけで生きる意味がある。」
“お母さんはあなたを愛している。
だから、あなたには生きている意味がある。”
その母の想いの根源は…
私が生まれてきたことへの喜び。
私が存在することだけでも幸せ。
きっとそういうことなんだと思います。
でもそういうことが分かったのは…
心の底から、本当の意味で「理解」できたのは私が母親になった5年前くらいで。
どのくらい親は子を想っているか。
そして。
どのくらい子はその親の心を分かっていないか。
親であり、子でもある私はようやくそれが分かって。
だから。
私の気持ちの1%でもいいから。
「あなたの存在が私にとっての最大の幸せ」
ってことを、子どもたちに伝えたいと。
伝えなくちゃと。
改めて思ったのでした。