もう一つご紹介。
その後、長女の体調は回復しましたが、末っ子赤ちゃんは痰が絡み、ミルクの吐き戻しが多かったので、私と赤ちゃんだけ別室に布団を敷いて寝るようにしました。
そして月曜日の早朝、授乳とオムツ替えで目覚めた私は、なんだか頭が重いなと感じました。寝不足かな…
そしてまた寝入り、起床時間になって自分の体調不良を実感しました。
頭が痛い。そして、ものすごい吐き気。
起き上がっていることすら苦痛でした。
その日、末っ子赤ちゃんを保育園に行かせようか、休ませようか迷っていましたが、もう私が会社に行ける状態でもないので、自宅で自分も回復しながら面倒みようと決めました。
ダンナさんにはフレックスしてもらい、私は朝一番に内科へ。
ウィルス性の風邪と言われ、点滴を打ってもらいました。
吐瀉物や排泄物にはウィルスがあるから家庭内では要注意と指導されました。
帰宅し、ダンナさんは仕事に出かけ、赤ちゃんと布団に横たわりながら私はグッタリして１日を過ごしました。
仕事は気になるけど起き上がれないくらいだったので。
そしてひたすら寝続けて夕方、ようやく今にも戻しそう！という吐き気はなくなり、頭痛もなくなりました。
まだ若干の気持ち悪さはあるけど、とりあえず起きあがれる。
もう少ししたら上の子２人のお迎えに行こう…
そんな矢先でした。
上の子たちの保育園から電話です。
「〇〇くん（真ん中の子）が今、２回くらい吐いちゃって。お迎え早めにこれますか？」
私と同じ症状です。
私のがもう感染ったの？
それとも同時に感染った？
とにかく、苦しさが痛いほど分かるので急いでお迎えです。
その後、真ん中の子は下駄箱でも吐き、帰宅後も嘔吐を数回繰り返しました。
もう家事どころではありません。
せめて上の子と末っ子赤ちゃんにはうつさないようにしなきゃ。
でも真ん中の子はまだ手がかかるので、そこらじゅうで吐こうとします。
汚れ物がどんどん増えます…
その日は最悪なことに、ダンナさんは会議で遅くなる予定でした。
でも、真ん中の子は急いで病院に行くべきだし、遠慮してはいられません。
ダンナさんに電話し、なんとか早く帰宅してほしいとお願いしました。
私自身も本調子ではありませんので、ただ子供達を落ち着かせながらダンナさんの帰宅を待ちました。
ダンナさんは会議予定や明日の予定を色々調整してくれて早々に帰宅（ありがとう）。
私は急いでタクシーを呼び、真ん中の子を連れて夜間救急に向かいました。
タクシー内でも吐きそうな我が子。
吐いてタクシーに迷惑かけないように、という点でもこちらは必死です。
そして15分くらいで病院に到着。
そのとき携帯が鳴りました。
長女＆末っ子赤ちゃんと自宅にいるダンナさんからです。
「〇〇（長女）が吐いた」
がーん…
タクシーにお金を払いながら、頭が一瞬まっしろになりました。
とりあえず何も考えられず、分かったと言って切りました。
そして待合室で少しボンヤリ…
ダンナさんは長女の分もクスリもらってきてと言ってましたが、夜間救急は１日分しか処方してくれませんし、まして、診察してない子の分まで処方はしてくれません。
長女も診察させるべきですが、そのときは赤ちゃんと一緒にダンナさんに連れてきてもらうか、自分が一旦帰宅してまた来るかです。
赤ちゃんはなるべく病院に近寄らないようにしないと、体調万全ではないので今度は赤ちゃんへの感染リスクがあります。
どうしよう…頭の中がグルグルしました…
で、最終的にはダンナさんに赤ちゃんも連れて長女を病院に送ってきてもらい、入り口で長女だけ預かってダンナさんにはタクシーでそのまま帰宅してもらいました。
その後、長女も診察を受け、２人ともウィルス性胃腸炎と言われ、吐き気止めを処方されて帰宅することになりました。
が、２人ともぐったりで歩いてくれやしません。
20㎏近い長女はベビーカーに乗せて片手で押して、15㎏近い真ん中の子は片手で抱っこしてタクシーに乗せるまで歩いたり、マンション到着後に家まで歩いたり…本当にしんどかったです。
帰宅後は子供達を着替えさせ寝かせつけましたが、その後は大量の汚れ物の洗濯が待ってました。
しかもウィルス性なので、すべて消毒が必要。
手洗いし、バスタブに消毒液を作って…と汚れ物の片付けに終われ、私が休めたのはもう深夜でした。
繰り返しますが、私は病み上がりです。
っていうか、まだ具合悪かったんです。
でもそんなこと言ってられず、この一連の対応をするしかありませんでした。
でも子供が辛そうな姿を見たときに、自分の体調不良は吹っ飛んで、とにかくなんとかしなきゃって気持ちでいっぱいでした。
この子達をとにかくなるべく早く楽にさせてあげたい、その一心でした。
これが母性なんだなと、振り返って思った次第です。
さて、結論。
やはり、子供がたくさんいる分、病気になるリスクが高く、感染系の場合はもう最悪です。