ときどき、「自分で子供を産んでおきながら、どうして預けてまで働くんだ。子供がかわいそうだ。」なんて声を聞きます。
働くお母さんの子供はかわいそうなのでしょうか。
私の子供はかわいそうなのでしょうか。
■なぜ子供を産んでからも働き続けるのか?
まず、少なからずあるのは、経済的理由。
食費や光熱費、被服費・・・と家族が一人増えるだけで諸々かかるし、特に教育費の負担は大きいです。
大学の費用負担がもっと軽くなるなら、私はもう1人産めると思っているくらいです。
■宝くじが当たったら働くのはやめるか?
私の場合、仮に、数億円の宝くじに当選し、一生働かなくても過ごせるような大金が手に入ったとしても、働き続けたいというのが今の気持ちです。
つまり、今の私は経済的理由からだけではなく、何か別の理由もあって働いているということです。
では、それは何なのだろうか。
■私が働き続ける理由
答えはすごくシンプルで、私は外で働くのが好きだから、だと思います。
そうすると、「自分で子供を産んでおきながら、自分が外で働くのが好きだから働くだなんて、自分勝手だ!」と言われるかもしれませんね。
ついでに「そんな自分勝手な親をもって子供はかわいそうだ」と言われるかもしれません。
でも、親が好きなことをするのは、いけないことでしょうか。
(法違反・モラル違反の行為や、子供を不幸にするような行為であれば私もNGだと思いますが)
好きなことをしている人はイキイキとしていると思います。
やりたいことがやれず、どこかで不満を感じながら生きている親を見ていて、子供は幸せを感じられるのでしょうか?
イキイキしている親を見ている子供の方が幸せだと思いませんか?
そんな親のもとで育つ子供の方が、将来への明るい希望をもてると思いませんか?
■子供だって、親とずっと一緒がいいとは限らないと思う
子供にとっても、大好きな親とずっと一緒にいたいとは限らないと思うのです。
たまには違う刺激がほしい!と思うこともあるのではないでしょうか。
私は、子供はたくさんの刺激に触れて、成長していくと思っています。
保育園に預ける=親と離れる=子供は淋しい=かわいそう・・・と、そう単純にはなっていないと思います。
■だからこそ、私は一生懸命働く
でも、ときどきは子供も淋しい思いをしているかもしれませんね。
そういう気持ちに気づけるよう、限られた時間の中でできる限り子供の話を聞き、子供の表情をよく読み取るようにしています。
そして、常に「大好きだよ」と伝え、ギュッと抱きしめています。
また、大切な子供を預けてまでして働くからこそ、私は子供と離れているその時間、一生懸命働きたいと思っています。
だから、今の職場で働くことに意義を感じられないときは、本当にこのまま働き続けてよいのか?と自問自答を繰り返します。
「働くお母さんの葛藤」のときのような思いをしたときは、なんでこんなことをしているのだろうかと悔しくなるのです。
会社の立場においても、こういう気持ち・覚悟をもって働いている世のお父さん・お母さんを、「使いづらい」と見るのではなくて、「もっと働きやすい環境を整えることでもっと活躍してもらおう!」と思っていただけるとうれしいです。