先週末のこと。
3人の子どもたちを引き連れて、夕方に近所のスーパーへ買い物に。
牛乳パック4本を含む大量の買い物を終えて、スーパーから歩き出したところでした。
ついさっきまでは青空が見えていたはずなのに。
ポツリ、ポツリと雨が降ってきて。
最初は「お天気雨かな?」なんて。
子どもたちと歩いていましたが。
雨足がみるみる強くなっていきました。
このままでは、帰るまでに全身びしょ濡れ。
急いで子どもたちのウィンドブレーカーに付いているフードをかぶせました。
ウィンドブレーカー、着せていてよかった…
とは思いましたが。
息子のウィンドブレーカーだけ、フードがついていなくて。
保育園から、フードNGと言われているので、取り外してあったんですよね。
他2人は襟元に折り込めるタイプでよかったのですが。
![]() |
|
さて、フードを取り外してしまっていた息子。
私は自分の着ていたパーカーを急いで脱ぎ。
息子に羽織らせ、パーカーのフードをかぶらせました。
子ども全員、フードで雨よけ完了。
私は…Tシャツにジーンズ。
雨から避けるすべもなく、ひたすら強い雨に身をさらすことになりました。
でも。
息子のウィンドブレーカーにフードがない、と気づいたところから、自分のパーカーを着させるまで、何の躊躇いや迷いもありませんでした。
そして。
みんながフードをかぶったのは良いものの。
早く帰らないと、やはりびしょ濡れは免れません。
まだまだゆっくり歩きの末っ子を連れた買い物。
ここも何の迷いもなく、末っ子を抱っこして歩くことにしました。
右腕には牛乳パック4本を含んだ、大盛りの買物バッグ。
左腕には約10㎏まで成長した末っ子。
近所のスーパーからの帰り道とはいえ。
前髪からつたい落ちるしずくが目の中に入ってくるほど髪はびしょ濡れ。
そして、両腕の重み。
でも、私の気持ちはただ一つ。
子どもたちが雨に打たれて風邪をひかないように。
結局それなりにびしょ濡れで帰宅しましたが(涙)
どうってことない、日常の一瞬。
そんな中でふと。
私、こんなんだけど、母親になったんだな、と。
そう思ったのでした。
私の母親のことを思い返すと。
一番最初に思い出すのは登園時に車に乗っていたときのこと。
朝の保育園への送り。
車通勤が普通の田舎では、母の運転する車の助手席に座っていく毎日でした。
(約30年前ですから、チャイルドシートとかなかったですしね…)
朝の忙しいラッシュの中で、時折、キュッとブレーキを踏む母。
そのたびに運転席から左腕が、サッと私の身体の前に出てきます。
そんなに急ブレーキをかけてたわけでもなかったので、全然私の身体は助手席に埋もれていました。
そして、私は左腕が出てくるたびに「なんだろう?」と。
むしろ、正直、腕が急にパッと出てくる方が怖いというか、そんな気持ちでいました。
でも。
今ならよく分かります。
ブレーキ踏んで、私が前のめりになって、ケガなどしないようにという母の気持ち。
すごく些細なことだけど。
ありがとう、って。
そういう一つひとつの小さな愛情の積み重ねの上に、今の私がいる。
そんな気持ちでいます。
お母さん、ありがとう。
何度言っても返しきれないこのキモチは。
これから私が。
子どもたちをたくさんの愛情で育てていくことで、少しは返せるかな。。。
![]() |
|