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育休について思うこと


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■私は育休を取得したことがありません

私は1人目~3人目すべての妊娠・出産において育児休業を取得していません(産休だけで復帰しています)。
私の会社はかなり制度が整っている方で、出産した女性の育児休業取得率はほぼ100%に近いです。
なのに「ほぼ100%」なのは、私が育児休業を取得していないからです。

私は、第1子妊娠のときから、可能な限り会社を休む期間を短くしたいと思っていました。
仕事柄、人の配置などを気にする部分があるせいかもしれませんが、やはり自分の休み中に欠員の補充が簡単にできるわけではなく、その間は職場に負荷がかかることを考えると、育児休業は与えられている権利とはいえ、周りのことも考えながら恩恵を享受すべきだと思っていたからです。
また、負けず嫌いなところもあるので、休んでいる間に仕事をすることで得られるスキルを磨くチャンスを失い、同期に(特に男性の同期に)負けたくないという気持ちもありました。

しかし、休む期間を短くしたいとは思っても待機児童問題も認識していたし、私たち夫婦の両親はどちらも遠くに住んでいて、それぞれ仕事をしていたり、祖父母の介護があったりもするので、長期間のサポートは望めません。
なので、妊娠中からできる限りの対策はしようと思い、保育園探しは毎回、妊娠中からしていました。そして、なんとか毎回、産休終了後0~3ヶ月には預けられる保育園を確保できました。
また、保育園に預けられるまでの数ヶ月は、休暇を夫婦交替でとったり、どうしてもなんとかならないときは短期間だけ実母・義母に上京してサポートしてもらうなどして、なんとか乗り越えてきました。

私の場合、預け先がなんとか確保できるという幸運に恵まれたこともあるし、夫や両親の理解とサポートがあった故と感謝しています。
言い方を変えると、そういう環境にない場合には育児休業を取得するのはやむを得ないと思いますし、そのために育児休業があるのではと思うのです。

育児・介護休業法(第1条)
-この法律は、育児休業(中略)に関する制度(中略)を設ける(中略)こと等により、子の養育(中略)を行う労働者等の雇用の継続及び再就職の促進を図り、もってこれらの者の職業生活と家庭生活との両立に寄与することを通じて、これらの者の福祉の増進を図り、あわせて経済及び社会の発展に資することを目的とする。

■育休はどう思われているのか?

そんな思いをもっている私ですが、第1子妊娠時、同期の男性との会話の中で(当時30歳くらい)こんなことを言われました。

同期「休みいつから?いつ復帰するんだっけ?」
私 「もうじき産休だよ。産後8週が終わったら復帰するよ。」
同期「せっかく休めるなら休めばいいのに。俺だったら、せっかくの休めるチャンスだから休むな~」

正直、私はショックでした。男性から見ると、育休をとる女性は「休みたい(ゆっくりしたい)から休んでいる」ように見えると言われているようでした。
でも、確かに、「なるべく休みたいから産む時期を調整した(待機児童問題があり、4月に入園できなければ次年度まで入園できないので、あえてその時期にあわせて出産した)」とか、上述の同期男性と同様、「せっかく休めるんだから休みたい」なんて言う女性がいるのも事実です。

■育休をとるときは

色々な考えがあると思いますが、休むことができる「権利」ばかりに目を向けるのではなく、それを支えるためには周りに負荷がかかっていることも思いやりながら、子供を育て、働くことが、働くお父さん・お母さんには必要だと思っています。



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