３番目の子供が生まれ、なかなか上２人をかまってあげることができない。
特に一番上の長女に対しては、「お姉ちゃんだから」と我慢してもらうことも多い。
しかし、お姉ちゃんだからと言ってもまだ４歳。
色々な思いをグッとため込んでいるんじゃないかなぁとずっと気になっていました。。。
なので、お姉ちゃんだからこそ出来るようなことを一緒にしてみたいと思い、劇団四季の「リトルマーメイド」を母娘２人きりで観に行くことにしました。
ちなみに、ライオンキングや他の演目とも迷ったのですが、「ストーリーが分かりやすそう」で「娘の好きなプリンセスもの」だからということで「リトルマーメイド」に決めました。
そもそもですが・・・私は劇団四季を自分のお金で観に行ったことはありません。
観たことがあるのはとっても遠い記憶。小学校か中学校での教育の一環で体育館で観たような記憶がぼんやりあります。
でも、私が幼かった頃、よく母にミュージカルに連れて行ってもらったことは覚えています。
学校が終わり、その日だけはちょっとよそ行きの服を着て、県民文化会館に行く。
なんだか特別な気分で、とってもうれしかったのを覚えています。
当時はなぜこんなにミュージカルを観れる機会があったのか分かっていませんでしたが、あとで母に聞くと、友人からチケットをもらう機会がたくさんあったそうです。
そんな自分の記憶もあり、自分が子供を持つ身となった今、同じような“特別感”を娘に感じてもらえたらうれしいなとも思っていました。
■お出かけ＆ランチタイム
大井町の劇場に行くためには、バス＆電車に乗る必要があります。
我が家のお出かけは、基本、車。
なので、娘にとってもバス＆電車は新鮮です。
普段は下の子たちを中心に見ていくので、なかなか手すらつないであげられない長女。
そんな長女の手をずっと握りながら、バス・電車を乗り継ぎます。
娘もずっと私の手を握りながら、電車から見える風景などを眺めていました。
そして、大井町駅についてまずはランチ。
いつもだったら、ファミリーレストラン。
でも、４歳の長女だったら、普通のレストランにも連れて行けるので、イタリアンレストランに入ってみました。
サラダやパスタを選んで、娘のために小さいオレンジジュースも注文。
我が家ではあまりジュースを飲ませないようにしているので、長女もうれしそうです。
「おいしいね」と言いながら、パクパク食べる彼女を見つめながら・・・私もとってもうれしかったです。
そして、食べながらもメニューにあるデザートが気になっている様子の長女。
「パスタを食べ終わってもおなかがポンポンになっていなかったら食べてもいいよ」と伝えると、ぐっとお腹をへこませて「おなかペコペコだから大丈夫！」とアピールしてきます。
苦笑いしてしまいましたが・・・デザートメニューを渡して、どれが食べたいか選ばせてあげました。
「半分こでもいいよ」なんて殊勝なことも言ってきます。かわいいなぁ。
でも今日は特別な日。一人で一つのデザートを注文しました。
デザートが届くととっても嬉しそうな顔。
チョコレートケーキを頼んだのですが、チョコレートケーキの陰に隠れている生クリームを見つけてうれしそうにしたり、添えてあるストロベリーソースを口にしてはほっぺに手をあててとろけそうな表情をしたり。
こういう姿、普段じっくり見てあげられなくて、でもこういうかわいいところがいっぱいあるんだなと思いながら、じっと見つめていました。
■いよいよミュージカルデビュー
ランチを終えたら劇場へ。
ランチタイムでのんびりしすぎたせいか、開演まで時間がない～！
でも走って娘のおなかが痛くなったらやだなぁと思いながらてくてく歩いていると、劇場を案内するようにマーメイドのポスターがどんどん見えてきました。
すると、娘も楽しみになってきたのか、「お母さん行こうよ！」と走り出しました。
私もうれしくなって一緒に走って、到着。なんだかこんなことすら新鮮です。
そしてなんとか開演前に到着しました。
ミュージカルが始まると、私はあっという間に引き込まれました。
でも、ときどき娘をチラチラと見て、様子を伺っていました。
娘は・・・２時間程度の観劇ですが、ちょっと集中力がもたないときもありました。
特に、アリエルや王子様が切ない恋心を歌っている部分は・・・まぁしょうがないですよね。４歳の子には、まだ歌っている恋心なんてよく分からないですからね。
でも、アリエルのお姉さんたちや海の仲間たちが歌う華やかなシーンや、怖い伯母さんが出てくるシーンなどでは、真剣な表情で見入っていました。
そして、最後にはたくさんの拍手を送っていました。
どうだった？と聞くと、楽しかったとのこと。（あ～よかった。）
また観たい？と聞くと、違うお話をまた観てみたいとのこと。（これもまた、あ～よかった。）
というわけで、娘のミュージカルデビューは終わりです。
帰りの電車では、さすがにお昼寝なしで疲れていたのか、ウトウトしていました。。。
■帰宅後のこと
帰宅後、お留守番してくれていたお父さんに、「どうだった？」と聞かれ、「チョコレートケーキとジュース２杯飲んだんだよ！」と答える娘。
そこかーーーい！！！
まぁ、いいんです。
いつかお母さんと出かけた思い出として、思い出してもらえればそれでいいんです。
１年に１度くらいは、こういう日を作りたいなと思いました。
こどもたちの笑顔をもっと見れるように。