いよいよ発表会当日。
→保育園の発表会。緊張して失敗しがちな長女（５歳）の成長は？！
朝から私の心はビミョーです。
普通に接するべきか、今日はトクベツな日のように振る舞うべきか。
（まだ決めきれていない私。。。）
でも起きてきた本人は至って普通。むしろ楽しみな感じ。
「今日は発表会だよ！」と元気です。
そんな長女の姿を見て、ちょっとホッとしながら、いつものように慌ただしい朝の支度で・・・あっというまに登園時間です。
登園後も、長女は元気そう。
保護者や園児で混雑し、いつもと違う保育園の様子も全然気に留めていない様子で、自分のクラスの部屋に入っていくのを見届けました。
あとは本人次第。
私たちにやれることは何もありません。
私なんか、どう接したものか・・・と悩んでいただけで、発表会の準備が始まってからも何もしてあげてないわけですが。
で、長女のクラスの発表が始まりました。
まずは合奏。
上の年長クラスと合同での発表です。
練習の様子は本人からあまり耳にしていませんでしたが…
真剣に指揮者を見つめて、楽器を演奏しています！
ちょっと表情はこわばっている様にも見えるけど、でもきちんと演奏しています！
やるじゃん！
ホッとすると同時に、成長した長女の姿に胸がアツくなりました。
娘は、最後までしっかりと演奏し、最後のおじぎもきちんとしていました。
そして続いては…年中クラスだけの劇です。
木こり役・少女役という主役は、いつもしっかりしているクラスの子がやっています。
見ているこちらも安心です（笑）
そして劇の後半になって、長女がステージに登場しました！
意外と余裕そうな表情も見えて、安心です。
目線も合い、観客席にいる両親の居場所も分かったようですが、特段気にもしていない様子。
今年はイケるかもしれない！
と思い始めてきました。。。
そして長女だけのセリフの順番がやってきました。
セリフはこうです。
“たぶん木こりのおじいさんが置いてくれたんだよ”
そして娘がセリフに動作をつけて言い始めました。
「たぶん木こりの・・・」
長女がセリフを言い始めた瞬間、私は彼女と目が合いました。
そして、その瞬間、彼女はフリーズしました。。。
しーん。。。
それまでスムースに進行してきた劇がストップ。
私の心の中では何度も「たぶん木こりのおじいさんが置いてくれたんだよ」がエコーしています。
教えてあげたいけど、教えてあげられない！
娘も困った表情で立ち尽くしています。。。
私にはとってもながーい空白時間ができていたように感じました。。。
と、そこに客席から
「たぶん木こりのおじいさんが置いてくれたんだよ」と男の子の声が聞こえました。
長男っ！！！
客席で見ていた長男（３歳）が、家で練習する長女のセリフを覚えていたようで、大きな声で言っています。
すると、娘もボソボソっと
「たぶん木こりのおじいさんが置いてくれたんだよ・・・」と言い、とりあえず彼女の番が終わりました。
その後、歌を歌うところもありましたが、そこはきちんと踊って歌えた娘。
そして劇が終わりました。
。。。他の子と比べたら、今回はやっぱり失敗だったのかもしれません。
でも、私たちにとっては、長女の成長をたくさん感じた発表会でした。
さらに、長男の優しさ、ナイスフォローでの兄弟愛も感じるというおまけつき。
感動いっぱいの一日でした。
あんなにたくさんの大人の前で一生懸命頑張った子供たち。
帰宅後はたくさん誉めて誉めて、抱きしめてあげました。
親の私たちが何をしようと・・・
何もしなくても・・・
ある意味勝手に子供たちは育っていきます。
そんな姿を見守るのが私たち親の役目なのかな。
で、ふと子供たちが不安になって振り返った時に、「あ、いる」って分かって安心できれば・・・
親はそれで十分というか、むしろそれくらいしかできないのかもしれない、なんて思いました。
まぁ何もできない親であったとしても…
私たちは、大切に想っていることをたくさん伝え、それが子供たちの生きる自信につながってくれるといいなと願っています。
子供たちから、たくさんの感動をもらった一日でした。
もし同じような境遇の親御さんがこれを読むことがあれば。
一緒に温かく見守りましょう！
４歳なのに・・・５歳なのに・・・なんて周りの子と比べてしまう気持ちもあるけど。
でも、いつかは、泣いているだけだったり、棒立ちだったり・・・なんてことはなくなるはず。
ただ他の子と比べたら、ちょっと繊細だったり、恥ずかしがり屋だったりするだけだから・・・
親はどしっと構えて見守りましょう！
（私自身へのメッセージでもあります）
