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こどもの金銭感覚を養いたい!我が家のおこづかい方式。


貯蓄 家計 子育て我が家では長女が小学3年生になった今年からおこづかいを始めました。
お友達との関わりが増え、これまでも何度かおこづかいがほしいという要望は出ていたのですが。
いつから始めようかなぁと親の私も悩んでいました。

ただ、少なくとも3桁の足し算・引き算ができるレベルでないとお金の扱いは難しいだろうとは思っており。
3年生になったタイミングで始めることとしました。

そこで悩むのが。

おこづかいのルール。

 
 
いくらあげるのがよいのか?!
どういうやり方であげるのがよいのか?!

 
 
大きく2つのやり方があると理解していて。

  1. 毎月一定の金額をあげる「定額式」
  2.  

  3. お手伝いなどの状況に応じて渡す金額が変わる「変動式」

 
 
ネット検索すると。
お手伝いの参加状況でお金を渡したり、渡さなかったりすることには一長一短あるとのこと。
お手伝いをすることでお金がもらえるので、進んでお手伝いをしてくれるようにはなるが。
お金がもらえないお手伝いは、やってくれなくなる、とか。

本当に「現金な子」になってしまう可能性があると…
まぁ、分からなくはないですよね。

ちなみに話は逸れますが。
お手伝いなどの対価としてあげるお金は「おこづかい」ではなく「お駄賃」と呼ぶのが適切なようです。
 
 
さてさて。
ネット検索をしていて思ったのは。
結局のところ、どんなやり方にも良い点とイマイチな点があって。

大事なことは。

おこづかいを通じて何をしたいのか?
ということ。

 
 
我が家は、単に小学生になったからおこづかいをあげよう、というわけではなく。
おこづかいを通じて、生きていくのに必要な学びを得てほしい。

お金は大切なものであること。

お金は簡単には手に入らないこと。

だからといってお金は貯めておくだけではなく、使い方を考えて活用すべきものであること。

 
 
扱うお金の量は違えど。
大人になって経験することとなるべく近いことを、こどもたちにも経験し、学んでほしい。

そのためには「おこづかい」も「お駄賃」も両方あっても良いかなと思い。
我が家のルールを決めたのでした。

ということで我が家のルールをご紹介します。
まずは渡し方。

■渡し方

  1. 毎月のはじめに300円をあげます(=「ベース」)。
  2.  

  3. ベースとは別に、生活の中でしてくれたお手伝いのうち、特に“助かったなぁ”とお父さん・お母さんが思ったものには、「サンクスポイント」をあげます。ただし、何にサンクスポイントをあげたかは教えません。
  4.  

  5. サンクスポイントはお父さん・お母さんが記録し、翌月のはじめに1ポイント=10円に交換して、翌月のベースと合わせて渡します(=「ボーナス」)。

はい、そうです。
お気付きのとおり、会社のお給料と同じ感じにしました。

ベースの部分は学年に応じて上げていこうと思っているので、いわゆる年功処遇ですね。
ただ、それだけでは緊張感がなくなるので、成果主義の要素も若干取り入れてボーナスがあるという体系です。

しかし、成果主義と言っても、特に目標管理などをするわけではありません。

この辺りはもうすこし現実世界の状況を織り込んでみました。
というのも。

また、これらの良い跳ね返りは点数化などがされた、明示的な結果のもとに遇されることはあまりなくて。
「信頼」とか「期待」といった、ファジーで目に見えない貯金みたいなものだったりするのです。

人事制度を検討していると。
なんでも点数化して評価してほしいという声は聞くのですが。
やはり人間の集合体である以上、それだけで人事全体は動いていなくて。
理不尽だと思う人もいるかもしれないけど。
そういうものもあるんだということを、こどもたちも薄っすらでも触れておくと良いかなと思ったので。

“サンクスポイントでボーナスの額は決まるけど、サンクスポイントの理由は教えないよ”
というルールにしてみたのでした。

まぁ、今のところ娘はそんなことに気付くわけもなく(笑)
ボーナスがあることに気を取られ、単純に喜んでいるだけです…
 
 
 
続いて、使い方。

■もらい方と使い方

  1. もらったおこづかいは、必ずそのときに貯金箱にしまい、おこづかい帳に記入します。
  2.  

  3. 貯金箱は次の3つです。自分で使い道を考えて、お金を分けて入れます。
    • for you:誰かのために(share)
    • for me:自分のために(spend)
    • for later:未来のために(save)


     

  4. 貯金箱は必ず人から見えないところに保管します。
  5.  

  6. 貯金箱からお金を出すときは、必ずお父さん・お母さんが見ているときにします。

 
 
こちらは実際の貯金箱です。

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まずは「予算」の概念をしっかり持ってもらいたいと思い。
分けて貯金をしていけるようにしました。
 
 
“誰かのため”の貯金があることも、ポイントです。
お金は自分のためだけではなく、人のためにも使う。
今のところほとんどは兄弟の誕生日プレゼント代になっていますが。

少し前に学校で募金の封筒が来た時があり。
どうするかな?と見ていたら、長女は“誰かのために”貯金から10円を出してきたのでした。

たった10円。
だけど見知らぬ誰かのために10円を出せた娘を、とても誇りに思いました。
 
 
“未来のために”貯金は、今のところ一番少ないです(笑)
まだ、中長期の視野を持つことが難しい様子。
これがもう少し貯められるようになってきたら、投資みたいなことも擬似体験させたいなと考えています。
 
 
 
最後におまけですが。
ルールブックの最後は、こんな感じで終わっていて。

■その他

  1. このルールに書いていないことで困ったときは、都度対応を決めます。

契約書によくある内容ですが…

我が家のおこづかいルールも、こどもの様子に合わせて、今後、改善・発展していきたいと思います!
 
 
 
こんな本もリビングにそっと置いてあったりします。

ドラえもん社会ワールド お金のひみつ (ビッグ・コロタン)


 
 
 


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