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失敗図鑑〜すごい人ほどダメだった!〜【お薦め図書】


ワーキングマザー 子ども 教育ときどき、子どもたちに読んでほしいなと思う本をリビングの本棚に置いておくようにしています。
親からの推薦図書ですね。
ゲーム禁止、テレビも制限時間ありの我が家。
暇を持て余すのか?本棚に置いておくと、ときどきふらっと子どもたちが勝手に読んでくれます。

さて。
数ヶ月前に推薦図書として本棚に追加したのは、こちら。
 
 

「失敗図鑑」

 

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!


 
 
偉人たちの失敗ストーリー。
有名な世界の偉人たちも失敗をたくさんしている。
「成功の裏にはたくさんの失敗がある。失敗を恐れずに生きようよ。」というメッセージがあるのだろうと期待して。
子どもたちに是非とも贈りたいと思ってのセレクトでした。
 
 
さて、昨夜ふとした会話の中で、この「失敗図鑑」の感想を聞いたところ。
長女9歳は「ココ・シャネルが面白かった」とのこと。
現時点の将来の夢=ファッションデザイナーの長女は、ココ・シャネルに興味を持ったようです。

私もよく読んでみると、結びのメッセージにこんな内容が。
 
 

ふつうに生活をしていると、ついつい、自分のまわりにあるものだけを世界と思ってしまいがちです。でも、じっさいの世界は、ものすごく広いのです。そのどこかに、自分のことをみとめてもらえる場所が、必ずあります。
その場所が見つかるまであきらめず、どんどん「自分の世界」を広げていきましょう。

出典:大野正人「失敗図鑑」p21

 
 
これはデザイナーとして成功していたココ・シャネルが、戦争によりそのキャリアを一旦中断され。
70歳になって再びデザイナーとしてスタートしたところ、フランスでは酷評されてしまったと。
しかしめげずに続けた彼女は、遠いアメリカで人気となり、デザイナーとしてフランスでも改めて認められるようになったそうです。
そんなサクセスストーリー。
 
 
70歳でのリスタートには驚きつつ。
私はこの結びのメッセージを読んだとき、自分の小学生の一時期を思い出しました。
一人ぼっちになった寂しかった思い出です。

翻って、最近学校から配られた「いじめに関するアンケート」をしていたときの娘の言葉を思い出しました。
「もしいじめられたとき、相談できる人は周りにいますか」という質問に。
「いない」と答えた娘。
両親、友達、先生などの選択肢を与えられているにも関わらず、娘は「誰にも相談できない」と言ったのでした。

そのとき娘を見つめながら、心の中で。
「もしも娘がいじめられたら。目の前にある世界をすべてと思わないで。年齢を重ねたら必ず世界が広がっていくから。楽しいことが待っているから。諦めないでほしい。」
そんなことを思っていたのでした。

それは私自身が小学生の自分に掛けたかった言葉でもあり。両親からもらったメッセージでもあったのだと思います。
ココ・シャネルの成功体験とは全然かけ離れていますが・・・結びのメッセージは私の小学生時代の気持ちにリンクしました。
 
 
少しずつ思春期に突入しつつあり、上述のようなことも簡単には踏み込みづらくなってきています。
親がすべてを解決してあげられるわけでもありません。

長女がいつか思い悩んだとき。
この失敗図鑑の言葉を思い出してくれるといいなと思ったのでした。
 
 

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった! [ 大野正人 ]


 
 
さて、最後に「他に面白かったところある?」と尋ねたら。
「キュリー夫人は載っていなかったよ」と娘が言うので。
「キュリー夫人は失敗があまりなかったんじゃない?」と答えたら。

「実験してたら結局死んじゃったじゃん」と娘。

う・・・(無言)

それを失敗というかは別として、なかなかな切り返しをされたのでした。。。

→参考:よみきかせ絵本・お薦め図書の紹介

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