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(さらにつづき)最高裁判断「夫婦別姓」議論で思うこと。


1_trouble_rev夫婦別姓に関する最高裁判断で思ったことと、結婚する前の私のモヤモヤについて先日書きました。
そして結婚する前にまじめに考えなかったことによる、今の悩みが今日の話題です。

結婚の際、ダンナさんの方が私の姓になるという選択肢の検討はアッサリと終わり、これについて特段抵抗もせず受け入れた若かりし私・・・
さて、結婚から数年し、私にも子供ができましたが、あるとき実母から

「誰かこっちのうちを継いでくれないかねぇ。。。」

と言われました。

私は二人姉妹の末っ子で、姉も私も結婚により実家から戸籍が抜けました。
お嫁に行くことに関しては、姉に対しても私に対しても、両親からの特段の反対はありませんでした。
ただ、冗談気味に母が「お婿さんに来てくれたらうれしい」と言ったのを聞いた記憶はありますが・・・お婿に来ないから反対ということでもなかったので、特段気にもしていませんでした。

母はいつも笑って、軽ーい感じで言っている程度だったので、そういう望みがあるのは分かるけど、あまり真剣な望みでもないと私は思っていました。
しかし、私や姉の家族に子供が生まれ、しかもそれぞれに2人目が誕生してから、母の実家の跡取りに関するコメントを耳にする回数が増えたように思います。
あまりに何度も耳にするので、そのうち、本気で望んでいるのかもしれないと思うようになりました。

なので、ある日、真剣に話を聞いてみました。
すると、母はやっぱり真剣に、誰かが実家の姓を(=実家を)継いでくれることを期待していることがわかったのです。
なお、何も言わなかった父にも聞いてみると、娘2人をもうけた以上どうにもならないことを覚悟し諦めていただけであって、誰かが継いでくれるなら大歓迎ということも分かりました。

そして・・・それを聞いた私は真剣に悩みました。

実家の両親は60代半ば。
まだまだ元気で働いているくらいですが、いつかは終わりがやってきます。
もともと両親にはたくさんの感謝をしていた私ではありますが、私自身に子供ができてからは、より尊敬や感謝の念が強くなりました。
そして、どうやったら恩返しができるのだろうかと常々考えます。

なので、そういった気持ちの中で、両親の想いをなんとか受け止めてあげられないかと思うようになりました。

また、ちょうど真剣に両親の気持ちを聞いたのが、私が3人目を妊娠したばかりだったというタイミングも影響したかと思います。
女→男→?という状況の中で、すでに3人目はどっちの性別でもよいと思っていた中で、両親の気持ちを聞いて、

3人目に男の子が生まれたら、将来的な実家の跡継ぎ問題を解決してあげられるのではないか?

と思うようになりました。。。

で、妊娠中にダンナさんにも相談してみたのです。
「もし男の子が生まれてきたら、私の実家に養子縁組するというのはどう思うか?」と。

ダンナさんの回答はこうでした。

  • 今どき、「家」の概念なんて気にする必要はないと思う。子供たちが大きくなる頃にはさらにそんな風潮になるのではないか。だから、実家の跡継ぎ問題はどうでもいいような問題に思える。自分の実家も特に気にしないと思う。
  • もし養子縁組を検討するならば、するかしないかは子供本人が大人になって決めるべき。だから僕たちが勝手に決めるべきではない。そして子供の出した答えを僕たちは尊重すべき。

。。。そんなわけで、すぐには回答が出ないだろうというのが分かりました。
確かに、私も後者の「子供本人が決める(=納得する)」は共感できます。

でも、前者の「どうでもいいような問題」というような受け止め方にはちょっとカチンときました。
結婚のときのことを思うと・・・そのとき彼は、その理由が明確でないにしても、自分の姓(=家)にこだわったのです。
そのくせ、私や両親の悩みを「どうでもいいような問題」というのは矛盾してない???
なんて、思いました。
(一応お伝えしておきますと、ダンナさんとの関係は良好なんですよ(笑)ただ、どこのご家庭でもそうだと思いますが、当然意見が対立することはあるということですね。)

さて、我が家の結論としては、「子供次第」となったわけですから、まぁ当面はなんともできない問題となったわけです。
そして、3人目が生まれたわけですが・・・女の子でした・・・というのもあり、さらに私自身がどうしたものか悩んでしまう状況となりました。
(つづく・・・)



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