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保育士さんになってみた。


子育て 働く お母さん 本音 ワーキングマザー 共働き転職したわけではないですよ。
職場や人間関係には悩んでますけども。。。
→嫌な職場・人間関係とどうやって向き合うか…乗り越えるか…対応するか…悩む。
→つづき

上の子たちが通っている認可保育園で、「保育士体験」という参加自由のイベントがありまして。
他の職業を体験するなんてなかなかないので、仕事の都合をつけて休暇をとり参加してみました。

そもそも・・・
もともとはそんなに子供好きではない私。
子供はかわいいですが、他人の子まで面倒みたいとは思ったことはありません。

さて、どうなることやら。。。

真ん中の子(男の子)がいる2歳児クラスの先生として参加することとなりました。
当日、子供たちには内緒にしていたので、特に息子は大喜び!

●保育士さんに変身!

さて、着いて早々、すぐに保育士さんによる手遊び、続いて絵本読みが始まりました。
私はとりあえず後ろで一緒に聞いています。
すると・・・
一部の園児たちが寄ってきました~!
なんだかうれしい☆

(一方で、息子は私のひざの上を陣取り・・・寄ってくる他の子たちに“僕のママだからダメ~”と必死の抵抗。困ったものですが、これはこれでまたうれしい☆)

そうこうしている間に、園児たちが落ち着き、集中していきます。
そして、自己紹介をすることとなりました。
(きっと、手遊び~絵本読みは集中させたり、時間つなぎの対応なんですね。。。)

下の名前を教えてあげて、「下の名前+“先生”」と呼ばれることとなりました。
照れくさい。照れくさすぎる。
「先生」なんて呼ばれること、人生でこれが最初で最後かも。

私はまったく慣れていないのに、子供たちって本当に順応性が高い。
さっそく「○○せんせい、あそぼ~」「○○せんせい、絵本読んで~」と寄ってきてくれました!
ついさっきまで「△△くんママ」と呼んでいたのに。。。

息子までもが「○○せんせい~」と、別にからかう風でもなく、自然に呼びかけてきます!
おどろき。

●保育士として一日過ごす。

そこからはあっというまでした。
外に遊びに行くことになって、その前にトイレの介助をしたり。
(ひたすらトイレにいて、オムツを変えてあげました。。。)

公園までの道中は、手をつないで列を乱さないように見守って。
公園についたら一緒に遊ぶ!
ケンカしている子がいたら仲裁したり。
一人でウロウロしている子がいたら声をかけてあげたり。
公園の外に出ていく子がいないか目を光らせていたり。

特に何をしてください、と保育士さんからの指示はなかったので、とりあえず自分ができることをしていましたが・・・
15人ほどの2~3歳児に目を光らせているのって、けっこう大変。
ホンモノの保育士さんも見ているのは分かっていますが、自分のクラスだと思うとやっぱり気が抜けない。

また、ここは親と違うな~と思ったのは、遊びでの汚れへ反応
ちょうどその日は地面が湿っていて、泥がつきやすい日でした。
とはいえ、子供たちはまったく意に介さず、泥にひざやお尻をついたりして・・・服がドロで汚れていきます。

正直、母親としての私だったら見ていられない!
「汚れるからやめて~」
というのが本音です。

でも、保育士さんはまったくそんなことは言いません。
だから・・・今日は保育士の私も言いません。。。

「こりゃあお着替えの持ち帰りが増えるわけだ・・・」と心の中で思い、素直に納得しました。

でも、保育士さんも汚れたら汚しっぱなしではないんですよ。
そのあと、なるべく泥を払ってあげたり、保育園に戻って、脱がせて、洋服は洗ってあげて・・・
汚れれば保育士さんの手だって、ものすごくかかるんです。

な・の・に。
そんなことは全く言わず、子供たちに思う存分遊ばせてあげる。
保育士さんってエライなぁと感心しました。

さて、外遊びから帰ると、すぐに給食。
バタバタと着替えを介助している間に、いつの間にか他の保育士さんは配膳をしています。
子供たちの世話役、配膳役・・・みたいに、ささっと保育士さん同士で連携しているんですね。

そのおかげで着替え終われば、すぐ席についていただきます!
私も息子の横で、同じテーブルの子たちがこぼしたり、ごはんをスプーンで集めるのを手伝ったりしながら昼食をごちそうになりました。

ここでまた気づきが。
我が家では、みんなが席についてから揃って「いただきます!」と言うようにしているのですが、息子はなかなかそれができず、勝手に食べ始めることがよくあります。
そのたびに怒ってしまうのですが・・・
“席についた人から食べ始める”という保育園での習慣だったのですね。
まだまだ2歳児クラスなので“みんな揃って”というのは練習していないようで。
だから、家でできないときにあんまり怒りすぎちゃいけないかなと思ったのでした。。。

そして食べ終わった人から席をたってお昼寝の準備です。
そう。
私がのんびりごはんを食べている間に、保育士さんはお昼寝の準備までしているんですね。。。
スゴイなぁ。

子供たちがパジャマに着替えるのを手伝い。
着替え終わった子がお布団にゴロンとしていたら、横に行ってトントン。。。
部屋も薄暗くなって・・・私はあくびが止まらない(笑)

トントンしている子のおめめがトロンとしてきたら、また他の子のところに行ってトントン。。。
ふと、他の保育士さんに目をやると、なんか色々テクニックがあるようで。
背中をさすっていたり、おでこを急速になでなでされていたり。。。
保育士さんの手にかかると、まるで魔法にかかったようにスーッと寝ていく子供たち。
そのテクニック!私にも教えてほしい!

子供たちの寝方も色々あって。
指しゃぶりをしている子、身体がねじ曲がったまま眠りについた子、前屈みたいなポーズの子、毛布を顔までかぶっている子。。。
自分の子しか分からないから、衝撃的な光景を見させていただきました(笑)

そんなことをしている間に、保育士さんはまた連携して色々お仕事をされています。
まず、食事した場所の掃除。
こぼしたものを拾って、それからテーブル・イスを消毒しながら拭きあげて。

また、他の保育士さんは薄暗い中で、連絡帳を書いたり、保育計画書?みたいな書類を書いていたり。
さらには、その日撮った写真をプリンターで印刷してきて、コラージュを作っています。
スゴイ。。。
(私なんて薄暗い中であくびを噛み殺し。。。このまま横になりたいわ♪なんて思っていたのに。ゴメンナサイ。)

ようやく皆が寝静まり、私は休憩時間をいただきました。
そして、1時間後にはまた子供たちが起きてきて。
一緒にままごとや積み木遊びにつきあって、気づけば16時になっていました。
先生タイム、終了〜

●保育士体験で思ったこと。

体験してみて本当によかったなぁと思いながら帰宅しました。
子供たちがどういう風に一日を過ごしているのか、よーっく分かりました。
そして、子供たちの人間関係も。。。

マイペースな子、気が強い子、乱暴な子、何を考えているかよく分からない子…
子供たちの性格も分かりましたし、家での様子もなんとなく透けて見えるような気がしました。

また、2歳児クラスだったので、子供によって成長度合いの違いも大きいこともわかりました。
オムツかパンツかもそうですし、ごはんの食べ方や、ボタンかけの出来・不出来などです。
色々な子がいる中で、息子がどうやって過ごしているのか、客観的に息子はどの程度の成長度合いにあるのか。
色々知ることができました。

また、保育士さんの大変さもよく分かりました。
子供たちに必要な注意もしながら、ニコニコ優しく接してくれる先生たち。
でも、ふと気づくと真剣な表情で、色々な仕事をテキパキと片づけていて。
子供たちが楽しく過ごせるように。
その上さらに保護者にも子供たちの様子を分かってもらえるように。
色々な面で努力をされているのが分かりました。

●だから私も頑張らなければ。

こうやって子供たちが過ごしてくれているから。
こうやって子供たちを保育士の先生方が見守ってくれているから。
私やダンナさんは働けて、我が家は生活ができているのだなと。
だから、それを無駄にしないように・・・
私も仕事を一生懸命・・・そして楽しくやりたいなと思ったのでした。

最後に。
帰宅後、息子に「今日何があったけ?」と聞くと。
ニコニコ笑顔で「○○先生(私)がきた~♪」と答えた息子。
○○先生はどうだった?と聞くと、
「かわいかった♪」と、意味不明だけど・・・
心をくすぐられる回答をもらいました☆



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